医療保険・がん保険のよくある質問

非常に数が多く、なおかつ違いが分かりにくい保険商品。保険の基本的な疑問を解決して間違いのない保険選びをしましょう

1入院あたりの給付金支払い限度日数は60日以下でOK?120日以上あった方がいい?

基本的に医療保険は長期の入院に備えるもの……と前述しましたが、最近では入院日数が短期化しているのもまた事実です(表)。厚生労働省発表の平成14年患者調査における傷病分類別退院患者平均在院日数を見ると、精神及び行動の障害296.5日、脳血管疾患102.1日など長い入院生活を送るものもありますが、胃の悪性新生物39.3日、心疾患(高血圧性のものを除く)29.3日、糖尿病42.3日など、1カ月前後で退院するケースが多く見られます。

1入院あたりの給付金支払い限度日数を120日あるいは180日など、長い期間保障するものを選べば安心感を得られますが、1入院あたりの保障期間が60日以下というものに比べ、当然保険料は高くなります。多少、コストが割高になっても長期入院に備えたいのか、コストを抑えて保障期間を短くし、不足する費用は貯蓄でまかなうのか。どちらが自分にとって合理的で納得がいくものなのか、よく考えた上で決定するようにしましょう。