医療保険とは

医療保険とは、簡単に言うと「病気やケガで入院や手術をした時に保険会社からお金(給付金)がもらえる」保険と言うことになります。

医療保険はよく「第3分野」と呼ばれますが、これは生命保険会社が取り扱っている人の命にかける第1分野や、損害保険会社が取り扱っている自動車や建物など物にかける第2分野のいずれにも属さない分野だからです。

商品の種類としては、医療保険・がん保険・傷害保険などが存在しており、今は生命保険会社と損害保険会社の両方から数多くの商品が販売されています。

必要な医療保険の目安

職業 性別 医療保障
(日額)
シングル 男・女 5,000円程度
DINKS 5,000円程度
5,000円程度




会社員・
公務員
5,000〜1万円
5,000〜1万円
自由・
自営業
1万円程度
5,000〜1万円
専業主婦 5,000〜1万円
ひとり親 男・女 1万円程度

さて、医療保険は必要なものと考えた場合、どのくらいの医療費を用意すればいいのか。その目安となるものをご紹介しよう。
「必要な医療保障の目安」は、家族の状況や構成を考慮したもの。医療保険は、入院したら1日いくら出るかが保障の目安となるため、日額で計算されています。このうち、自営業者やひとり親家庭が高めなのは、減収分をカバーすることや子供にかかる経費が増えることを想定しているためです。

また、保険といえば、種類が多くて「面倒」「難しい」「複雑怪奇」の代名詞のように言われるもの。一体、自分に必要な保険が選べるのか不安でもあるとおもいます。簡単なチェック項目を用意したので、みてみてください。



医療保険の選び方チェック表

Check1
必要な入院日額をいくらにするか
「必要な医療保障の目安」の表を参考に、自分に必要な日額を決めよう。貯蓄が少ないと感じているなら、やや高めに設定すると安心だ。
Check2
入院保障は何日目から何日後までつけるか
現在の医療保険の主流は、1泊2日の入院から保障される2日型と、5日型。2日型のほうがトクなようだが、1日分の給付金では、病院に支払う診断書代などで消えることもままある。十分に検討しよう。また、給付日数も要チェックポイント。最長1,000日、無制限などがある。もちろん長いほど支払う保険料が高くなるので、自分なりのコストと保障のバランスを考えよう
Check3
定期型か終身型か
いつ病気になるかわからないため、医療保険は終身型が基本となり、生涯コストも定期型より安くなる。だが、現在のコストを抑えたい、または将来的には医療費は貯蓄でまかなうといった考え方なら定期型がベターだろう。
Check4
特約はつけるか
医療保険には、シンプルに入院や手術の費用をカバーするものもあるが、多くは特約としてがん保障や介護保障が用意されている。これは医療費でどこまでカバーするか、が検討のカギになる。つければコストがアップするため、これもコストと保障のバランスを考える必要がある。
Check5
どの保険会社にするか
解約返戻金をなくして支払い保険料を低く抑えているところ、一定期間に病気をしなかった場合には保険料が下がるところ…。保険会社によって、さまざまな特徴がある。それぞれの特徴も検討しよう。